生活介護事業所 麦の穂

麦の穂は、狛江市社会福祉協議会が経営する生活介護事業所です。在宅生活を送る重度知的障がい者が、創作活動の他様々な体験を通して基本的な生活習慣を身につけ、日常生活を豊かに過ごせるための援助をすることで、ご利用者の社会参加の促進、自己実現を目指しています。

麦の穂の活動については、「ココシルこまえ」にも掲載しています。

麦の穂が目指すもの

雇用などの社会参加が困難な在宅の重度知的障がい者に対し、創作活動などの各種プログラムを通して基本的な生活習慣を身につけ、日常生活を豊かに過ごせる為の援助をし、社会参加の促進、障がい者の自己実現を図ります。

支援の理念

障がいを抱えているためにやむなく自分自身を見つめがちになるとしたら、毎日の生活はいったいどのようになるでしょうか。自分の世界の均衡が保たれている時は安定していますが、その秩序が少しでも崩れてくると大きな混乱と不安の中に陥ってしまいがちです。

どうしたら自分自身から少しでも解放されて、いきいきとして生きていくことができるのでしょうか。それは、自分自身を律することや自由に表現すること、相手を思いやることを、様々な活動や人との関わりを通して養っていくことと考えます。

“麦の穂”ではこのことを常に念頭に置きかかわっていくことで、ご利用者の日常生活が豊かになっていく自己実現への援助を展開していきたいと考えています。

支援の方針

具体的な支援方針をご利用者の立場に立って考えました。これに基づいてサービスを提供しています。

(1)落ち着いた生活をしたいです。

(2)自分の気持ちを伝えられるようになりたいです。

(3)人との関わりを大切にしたいです。

(4)いろいろなことができるようになりたいです。

(5)豊かな生活を送りたいです。

(6)いつも元気でいたいです。

活動内容

創作活動 機織り、紙漉き、木工、組みひも、押し花づくり
生活活動 調理、買物、ホットケーキづくり、掃除など
運動活動 ストレッチ、散歩、プール、体育館活動など
社会活動 資源回収、外食、喫茶、合宿(1泊)など
 野外活動  登山、遊園地、水族館、温泉、いちご狩り、初詣など
 専門家の指導  言葉指導、織指導、音楽セッション、造形活動、 はみがき指導
その他 ワクチン接種(インフルエンザ、コロナウイルス)

年間活動例

4月 花見
5月 高尾山登山・多摩動物公園
6月 横浜中華街
7月 あきる野森林村
8月 納涼プール
9月 サマーランド
10月 ぶどう狩り
11月 江の島水族館
12月 忘年会
1月 深大寺初詣
3月 横須賀イチゴ狩り
3月 横浜あゆみ荘合宿(1泊2日)

自主製品販売のご案内

麦の穂で作成した各種製品を販売しています。自主製品について、詳しいことは製品カタログご覧ください。

麦の穂製品カタログ

「麦の穂」が生まれ育つまで(沿革)

1983年 養護学校に通学している子供たちの存在のアピール、放課後活動の充実、必要 な訓練活動の実施という3つの課題をもとに、市内の重度知的障がい児の親たち が集まり、将来の施設作りを目指す話し合いが始められました。
1991年4月 親たちがアパートを借りて、新卒4人の通所生と指導員一人とで「心身障害者通所訓練施設・ばおばぶ」の活動が開始されました。
1991年7月 野川遊歩道沿いに施設の建物が完成しました。
1994年 地域デイサービス事業(基準1)施設となりました。
1996年 狛江市の仲介により、社会福祉法人狛江市社会福祉協議会に経営が移管され、あいとぴあセンターに移転。そして、「重度知的障害者通所訓練室・麦の穂」として新たにスタートしました。
2012年 社会福祉法人狛江市社会福祉協議会が障害者自立支援法の指定介護事業所を取得し、「生活介護事業所・麦の穂」となりました。

 

お問い合わせ・連絡先

サービス事業課 知的障がい者通所訓練係(麦の穂)  03-3488-8328(直通)