災害時初動対応訓練を実施しました

2021年11月28日(日)に災害時における初動対応の確認と強化を目的として、災害時初動対応訓練を実施しました。また、当日実施された狛江市の総合防災訓練(避難所の設置訓練)に同時に参加することで 、地域における避難行動、支援体制等の確認も行いました。

当日の訓練のシナリオ

当日は次のような災害想定のもと、災害時の初動対応として大切な職員の安否確認及び参集訓練のほか、法人本部の立ち上げ訓練を実施しました。また、このほか、狛江市から避難所設置の応援要請があったと想定し、職員を市内の避難所に派遣する訓練も行いました。

- 災害想定 -

午前7時にM 7.3 の東京湾北部地震が発生し、市内では震度6弱を観測。狛江市内において は 、電気、水道、ガスがすべて止まる。ただし、携帯電話回線、インターネット回線は使用可能。

訓練の様子

職員の安否確認・参集訓練

災害発生時において、職員やその家族の安全を確認することは、法人にとって大変重要な取り組みです。多くの法人は、緊急連絡網を作成し、電話やメールによる安否確認を行っていると思いますが、災害時には、停電や電話回線の混雑等により、従来の安否確認の方法では不十分な場合も想定されます。

そこで今回当会では、安否確認・参集訓練時の情報共有・伝達にビジネスチャットアプリ「elgana(※)の試験導入を行いました。

ビジネスチャットアプリによる情報共有等のメリットは、トークルームを使って複数人とのやりとりが簡単であること、またリアルタイムに状況が把握できることにあります。今回、「elganaのグループトークを使うことで、迅速かつ円滑に情報共有等を行うことができました。

※「elgana」とは・・・業務連絡やビジネス上でのコミュニケーションの活性化や効率化を目的として開発されたビジネスチャット(コミュニケーションツール)です。「elgana」の詳細については、こちらをご覧ください。

◆ビジネスチャットアプリ「elgana」を使った安否確認・参集訓練

1 法人本部から職員への安否確認

2 職員から安否等の報告

3 法人本部から現在の状況等の連絡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4 法人本部から職員に参集等の指示

5 法人本部から本部状況の報告

6 避難所に派遣された職員からの状況報告等

 

 

 

 

 

 

 

 

 

法人本部立ち上げ訓練

訓練では、より実際の震災に近づけるため、電気、水道、ガスが止まったと想定し、法人本部では電気を消し、BCP(業務継続計画)に即し、限られた人員で対応する等、臨場感や緊張感を持って行いました。また、大規模な災害発生時においては、職員が十分に参集できないことが想定されるため、限られた人員で対応できるよう訓練を実施しました。

※防災無線を使った被災状況等の確認

※本部に参集した職員で今後の対応を検討

※災害対策本部の立ち上げ

※ガスボンベ式発電機の稼働確認

狛江市総合防災訓練への参加(市内避難所設置のための職員派遣)

狛江市から避難所設置のための応援要請があったと想定し、職員を市内の避難所(1小、3小、4中)に派遣する訓練も実施しました。